使い方

フォーマットを選ぼう

LOMO LC-Wideの底面には、「FF/S」、「HF」と書かれた巻き上げコントロールスイッチという新たなスイッチがあります。これは、異なるフォーマットのもとでフィルム巻き上げをコントロールするスイッチです。

レンズカバー開閉レバーの下にもまた違う目盛りで「FF/S」、「HF」と書かれています。「FF/S」に合わせた時はフルフレーム(フルフレームフォーマット )またはスクエアフォーマットに、「HF」に合わせた時はハーフフレームフォーマットに設定されます。

撮影を始める前にこのようなフォーマットの選択をする必要があります。以下の手順をよく読んでフォーマットを選びましょう。

Full Frame Format Graphic Full Frame Format sample photo
Square Format Graphic Square Format sample photo
Half Frame Format Graphic Half Frame Format sample photo
フルフレームフォーマット(36x24mm)に設定する
  1. プラスチック製フレームをフィルム室のレンズ部分から取り外し、どのフレームも装着していない状態にします。
  2. 巻き上げコントロールスイッチを「FF/S」にセットします。
  3. 撮影する時に、レンズカバー開閉レバーを「FF/S」の位置に合わせてカバーを開きます。

フルフレームフォーマットに設定すると、通常の36枚撮りフィルムで最大36枚撮影する事ができます!

スクエアフォーマット(24x24mm)に設定する
  1. プラスチック製の24x24mm(S)フレームを用意し、フィルム室のレンズ部分に装着します。
  2. 巻き上げコントロールスイッチを「FF/S」にセットします。

スクエアフォーマットに設定されている時、通常の36枚撮りフィルムで最大36枚撮影する事ができます。

ハーフフレームフォーマット(17x24mm)に設定する
  1. プラスチック製の17x24mm(HF)フレームを用意し、フィルム室のレンズ部分に装着します。
  2. 巻き上げコントロールスイッチを「HF」にセットします。
  3. 撮影する時に、レンズカバー開閉レバーを「HF」の位置に合わせてカバーを開きます。これでファインダーを覗けば、ハーフフレームフォーマットにあわせたプレビューが可能になります。

ハーフフレームフォーマットに設定されている時、通常の36枚撮りフィルムで最大72枚撮影する事ができます。

フィルムの装填

  1. まず、巻き戻しクランクを真上に引き上げ、裏蓋を開けます。フィルムをフィルム室の左側に入れ、巻き戻しクランクを押し戻してフィルムを固定します。うまく戻らない場合は巻き戻しクランクを少し回してみましょう。
  2. フィルムを右側に引き出し、巻き上げスプールのスリット部分に差し込みます。巻き上げスプールのスリットには小さなツメがついているので、フィルムの穴がツメに引っかかるようにセットしましょう。
  3. きちんとセットできたら裏蓋を開けたまま、左側のフィルム本体を軽く親指で押さえて巻き上げてみましょう。フィルムが正常に送られるはずです。もしうまく送られなかったら、フィルムを引き出し過ぎたか、フィルムがきちんとスリットに入っていないか、フィルム穴がスリット部分のツメにちゃんと引っかかっていない、などの原因が考えられます。
  4. フィルムをきちんと送れたら、裏蓋を閉め、撮影の準備をしましょう。フィルムカウンターに「1」と表示されるまで巻き上げダイヤルを巻き、シャッターボタンを押す動作を繰り返します。その時に、きちんとフィルムが巻上げられているか確認しましょう。巻上げられていれば、巻き戻しクランクがフィルムを進ませるのに連動して回るはずです。もし回っていなかったら写真が撮れない状態になってしまっているので、もう一度フィルムを装填し直してみましょう。
  5. さあ、これで撮影の準備は完了です!

フィルムの感度(ISO)設定

フィルムの装填ができたら、次は感度設定ダイヤルをセットします。これをセットすると、受光メーターとオート露出機能が適切に機能します。

  1. 感度設定ダイヤルはカメラの正面から見てレンズの右上にあります。とても小さな2つの窓の隣です。
  2. 長方形の方の窓に使用するフィルムのISO感度の数字(100,200,400,800,1600)がご使用されるフィルムの感度と一致するようにダイヤル表示を回します。
  3. この数字を間違えてしまうと、露出オーバーもしくは露出アンダーの写真になってしまいます。使用するフィルムよりも高い感度でセットすると露出アンダーの写真(薄暗く写ります)に、低い感度でセットすると露出オーバーの写真(明るく飛んでしまって写ります)に仕上がります。

フィルムの巻き戻し

フィルムを1本撮りきり、もう巻き上げができなくなったらフィルムの巻き戻しをします。フィルムカウンターに"24"か"36"が表示されているはずです。

(フィルム終了後も巻き上げダイヤルを回すことは可能ですが、フィルムの破損を防ぐためカウンターの指示に従い撮影を終了することをおすすめします。また、フィルム装填の際のフィルムの引き出し具合によっては撮影可能枚数が少なくなる場合もあります。)

  1. まず、LOMO LC-Wideの底にあるフィルム巻き戻しボタンを指で押し、巻き戻しレバーを起こして、手応えがなくなるまで時計回りにゆっくり回します。
  2. レバーを回している間、ボタンは押し続けてください。完全に手応えがなくなるまで、回すのを止めないようにしましょう。もし多重露光撮影(重ね撮り)等の理由で、同じフィルムをもう一度装填したかったり別のロモグラファーにフィルムを渡したい為に、フィルムを巻き取りきらずに少しだけ飛び出している状態にしたい時は、本当にゆっくりとレバーを回し手応えがなくなったらすぐに回すのを止めましょう。そうすれば、ちょうど良い具合に少しフィルムが飛び出した状態で止まります。
  3. 最後に巻き戻しクランクを真上に引き上げ、裏蓋を開けてフィルムを取り出しましょう。

距離を設定して撮影しよう!

LOMO LC-Wideの距離設定は、レンズの右にある撮影距離設定レバーを使い、手動で行います。LOMO LC-A+の技術を継承したLOMO LC-Wideは、同じ優れたデザインでありながらもより操作が簡単になっています!どんなオートフォーカスのカメラよりも素早く設定を切り替え、被写界深度を調節することができます。方法はとっても簡単で、見なくても操作できます。被写体に近づきたい際は、撮影距離設定レバーを上げ(0.4-0.9m)ます。被写体が0.9mよりも離れている場合は、撮影距離設定レバーを下げ(0.9-∞)てください。

つまり、レバーを上げると近く、下げると遠くを撮影できるということです。この距離設定が自然とすぐに出来るよう、レバーの上げ下げを繰り返ししてみましょう。何か特定のものを撮ったり、被写体までどれくらいの距離なのか知っている時に、他のカメラで撮影するよりも早く撮れ、正確に設定を決めることができるはずです。

さて、これでLOMO LC-Wideで撮影を始めるにあたって必要なすべての情報が揃いました!